東京朝顔研究会
会長 雨間 秀浩
ようこそ 東京朝顔研究会のホームページを開いていただきまして、ありがとうございます。
Come come every body how do you do and how are youー.です。
狸ばやしのメロディーに乗って 戦後の早朝にNHK(当時はJOAK)ラジオ放送から流れた英会話教室のテーマ音楽の文句でした。
この横文字を読まれて ”懐かしいな!”と思い出す人か、”何だ こりゃぁ!”と朝顔の誘いには不似合だといぶかる方もおいででしょうが、ご覧になられて気負わず気軽に当会のお仲間に加わっていただければ幸いと、古いと思いながら引きました。
朝顔は ご承知のように、平安朝の頃、大陸より医薬の一つとして貴重な目的で伝来した植物です。素より花は小さく鑑賞に堪えるものではなく、小さな種子粒が(牽牛子の名)病治療が役目の下剤であり、高貴な大宮人だけの御用薬だったのです。
その後 薬剤の進歩によって、下剤の価値も次第に薄れてしまいますが、朝顔も時の流れとともに花色も変わって花の美しさに心を寄せられるようになり、大輪の花が咲くまでに進化して今日に至っています。
中国では全く廃れた朝顔は、我が国にすっかりと根ざして、1,400年余りに亘って育まれ 伝統文化の一翼を担って多彩な花を咲かせてくれます。当然ながら当会もまた その伝承と発展を責務と考えます。
日比谷公園で毎年開催させて頂いている展示会では優秀作品に農林水産大臣賞、環境大臣賞等の大賞と都知事賞、都議会議長賞が授与されます。飽くまでも趣味の同好会ですが全国に数ある朝顔会の中でも伝統・実績・有能な会員数、充実した年会報の発刊等々、東京朝顔研究会は斯界に存在を示す ご期待を適える会だと自負しております。
島津や黒田の殿様、鍋島の殿様 他の諸侯が手を染めた朝顔です。老若男女・市井の人々から碩学泰斗の方々まで幅広く愛でられている一朝の花・朝顔の魅力をどうぞたっぷりとご堪能されて下さい。
ホームページ開設に当たり拙文一筆のごあいさつで失礼いたします。