初心者のための大輪朝顔作り
(1)本蔓作り
本蔓を伸ばし、そのまま最後まで育てていく方法
節間が詰まり、草姿を整えやすい。弱性種では芯止まりを起こしやすい。
(2)子蔓作り
本鉢に移植してまもなく仮の摘芯をし、伸びてきた脇芽の蔓(子蔓)を育てていく方法。
節間は本蔓作りに比べやや伸びるが、比較的草姿は整えやすい。芯止まりはほとんど起こさない。
初心者には栽培しやすい方法である。
(3)孫蔓作り
子蔓作りで伸ばした蔓をさらに摘芯し、新たに伸びた蔓(孫蔓)を育てていく方法。
節間が伸びてしまい、草姿を整えにくく、栽培は難しい。花径が大きくなる可能性を秘めている。
上記のように使用する蔓による分け方のほかに、蔓を巻く支柱の違いにより、「行灯仕立」、「らせん仕立」がある。栽培上、さほど違いはない。
ここでは「子蔓作り・行灯仕立」について解説する。